

和のある暮らしのススメ
2018年、平成30年もあと僅かですね。 月並みではありますが 本当にあっという間だった気がしてます。 皆さんはいかがでしたか? 今年お着物デビューした方も お茶会デビューした方も今年は多数おられたんじゃないでしょうか? タイトルにいたしました 「和のある暮らし」来年からスタートしたい! そんな方、あえて!今。 今が来年スタートダッシュのタイミングです。 来年2019年のお正月は お着物で初詣にお出かけしたり お正月のお客様をお抹茶でおもてなし なんてのもいいかもしれません。 この年末、大掃除のタイミングで ご実家のタンスからご両親のお着物を出したり アンティークのお茶碗や酒器などを購入したり 色々と「和のある暮らし」 取り入れてみるご準備されてはいかがでしょうか?
いつものコーヒの代わりに お茶碗で茶筅使ってお抹茶呑んでみたり 日本酒をレトロな酒器で呑んでみたり ちょっとしたお道具でグッと雰囲気が変わります。 2019年のお正月から和のある暮らし 始めてみませんか?


ブログ投稿200回記念「日本人の正装」
古美道のブログも数えて200回となりました。 本ブログにお立ち寄りの皆さま 本当にありがとうございます。 「継続は力なり」を胸にこれからも精進して参ります。 さて。 ノーベル賞の授賞式が 日本時間の12/11日未明、スウェーデンで行われました。 医学・生理学賞に選ばれた 京都大学の本庶佑特別教授に 受賞記念のメダルが授与されましたね。 その模様が様々なメディアで取り上げられました。 本庶佑特別教授は紋付袴で出席されました。 奥様もお着物での出席でした。 ご夫婦で日本人であるアイデンティティを 国際舞台でアピールされました。 本当に日本人として誇らしく、かっこ良かったです。 国際的な会合や授賞式に和装で出席されるケースが 増えてきたように思います。 先日も古美道主催のアンティーク着物の販売会で話題にしましたが 例えば50万円のスーツで街を歩いていても 女性に声をかけられうことはまず無いですよね。 しかし! 和装、羽織袴で街を歩いていれば 年配の女性など素敵なご婦人方に 「お着物、素敵ですね」など声をかけられます。 これは個人的な実体験です。 それだ


切子硝子の話
日本の人気の伝統工芸品として 今も昔も人気なのが 切子硝子の工芸品 切子硝子には 江戸切子と薩摩切子があります。 薩摩切子は幕末期に興り、明治期に 一度様々な諸事情で途絶えてしまっています。 この当時の薩摩切子は非常に貴重なもので 現存するものは200点と 大変高額なコレクターアイテムとなっています。 あの有名なテレビ番組「なんでも鑑定団」で ¥2,000万円!の値がついたものもあります。 一方の江戸切子は幕末期に興っています。
1834年(天保5年)に江戸大伝馬町のビードロ屋 加賀屋久兵衛(通称:加賀久)が 金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻で 模様を施したのが始まりと言われています。 加賀久は日本橋通油町の硝子・眼鏡問屋・ 加賀屋(通称:加賀吉)から暖簾分けし 切子も始めたと伝わっています。 現在は墨田区などを中心に生産されています。 江戸切子と薩摩切子の違いは 細工模様、また色被せと呼ばれる 表面にある着色ガラス層の厚みなどに それぞれ特徴があります。 これから年末年始、お酒のシーンが多くなりますね。 切子硝子のグラスで日本酒や焼酎 美味


琺瑯(何と読むでしょう?)の話
この漢字、読めますか?(笑) なんとなくわかりますかね? ある素材を漢字で書くとこうなります。 私、何となく読めても難しくて書けません(苦笑) 琺瑯=ホウロウ=ホーローです。
鉄、アルミニウムなどの金属材料表面に シリカ(二酸化ケイ素)を主成分とする ガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。 英語表記では Enamel(エナメル)となります。 琺瑯の歴史は相当に古く、何と紀元前1425年頃に 製作されたと推測される世界最古の 琺瑯製品とおぼしき加工品がミコノス島で発見されているそうです。
また、ツタンカーメンの黄金のマスクの表面には
琺瑯加工が施されているそうです。
金属の錆や酸化防止にコーティングする知恵、知識が 紀元前からあったとは驚きですね。 七宝あるいは七宝焼きも琺瑯技術を工芸品に生かした例です。 琺瑯は熱に強く耐久性に優れ 雑菌繁殖性が低く、匂いなども付きにくいなど 利点も多く、食器や調理器具などの家庭用品から 外部広告看板、標識など汎用性が広いです。 ホウロウ鍋、今でも人気がありますね。 ※希少絶版品 中国製造 BU