

景徳鎮の話
景徳鎮、「けいとくちん」と読みます。 ※写真:景徳鎮の名前が底面に。 中国の窯業で有名な地名です。 日本の備前とか有田、とかと一緒です。 人名でもなく地名です。 文献によれば、すでに漢代から 陶磁器生産が始まっていたとされてます。 漢の時代とは紀元前からです。 びっくりですね。 「景徳鎮」の磁器は、東は韓国を経て日本へ。 西はシルクロードや海路を通じてヨーロッパへと広がっていきました。 元、明、清の時代に宮廷でも用いられた他 欧州、イスラム圏など海外諸国にも広く輸出され chinaの語源になったという話もあります。 明代から清代にかけては輸出向けの大量生産雑器が焼かれ
日本へは江戸前期に渡来し、南京焼と呼ばれて親しまれたそうです。
現在、景徳鎮に磁器製造業は2000社以上もあるそうです。
やはり大陸のスケールは桁違いですね。。。
また人口約50万人のうち1/5の約10万人が
磁器関連の仕事に従事していると言われています。
人口10万人というと大阪府の泉佐野市の
全人口(2017年度wikiより)と同じくらいです。


縁起物の話
縁起物の話 今日は縁起物の話です。 根付は江戸のストラップ的な存在 というお話は ちょうど一年前くらいにいたしました。
※こちらの記事 江戸の昔 着物の文化の中、根付は タバコ入れや薬入れを着物に下げて持ち歩くのに その留め具として根付が流行しました。 根付などのモチーフとして 縁起物や自分の干支など また御守りや魔除けとなるような モチーフが大変好まれました。 験担ぎの好きな日本らしい考え方です。 ※写真は化粧回しをつけたカエルが笛?を吹く姿のユーモラスな根付
「かえる」も、無事にカエル、お金がカエルなど言葉遊びの験担ぎです。 例えば著名なモチーフとして 蜻蛉、トンボです。 前にしか飛ばない、進まない、 その姿から 勇壮で実直な象徴として 武士、武家、侍に好まれ 浴衣や帯の柄など様々な持ち物に 多く用いられました。 犬もよく好まれたモチーフの1つです。 たくさん子を産むので 安産、子孫繁栄という 祈願を込めてというものです。 また狛犬にあるように 悪いモノ、悪い気に睨みを効かす 番犬として魔除けの意味合いもありました。 ※写真は二匹の子犬の根


伊万里焼の話
伊万里焼(いまりやき)は
有田(佐賀県有田町)を中心とする
肥前国(現代の佐賀県および長崎県)で生産された磁器の総称のことです。 製品の主な積み出し港が伊万里であったことから 「伊万里焼」と呼ばれました。 日本で初めて国産磁器の製造が開始されたのは17世紀 有田(佐賀県有田町)においてであったと言われています。
佐賀藩(豊臣政権時は鍋島藩)の藩祖鍋島直茂が
豊臣秀吉の朝鮮出兵に参加したことをきっかけに、 朝鮮から多くの陶工が拉致・亡命などにより佐賀へ渡ってきました。
ここ有田で渡来人陶工を中心とした本格的な有田焼産業が発展しました。
磁器の製造は日本は後発でしたが、輸出拡大の好機が訪れます。
中国では1644年に明王朝が滅亡しました。
新しく中国た大陸の覇権を把握した清により遷界令が発せられて
商船の航行が禁止され、これにより中国陶磁の輸出が一時途絶えました。
このため、オランダ商館長ツァハリアス・ヴァグナーは中国製の磁器に代わり
日本の伊万里焼にそのポストを担うよう求めます。
こうして伊万里焼の海


白檀の話
白檀、香木です。 原産地はインドです。 日本には仏教と共に伝来しました。 日本には宗教と共に 色々な物品が同時に伝来してるんですね。 現在の産出国はインド、インドネシア、オーストラリアなどです。
太平洋諸島に広く分布しますが 特にインドのマイソール地方で産する白檀が最も高品質とされ、 「老山白檀」という別称で呼ばれています。 白檀は、香木としてそのまま用いられます。 この白檀、沈香とは違って熱を加えなくても十分に芳香を放ちます。
よって置物である仏像、仏教儀式に欠かせない数珠等の仏具をはじめとして
日本では扇子の骨に使ってあおぐことで香りを発散させたりしますね。
お線香など、とても身近で多種多様な用途があり、一般的です。
が、しかし。。。
天然の香木は大変貴重な素材ですね。
骨董の世界では皆さんの想像を遙かに超える 価格で取引がされています。 ※本白檀 老山白檀 マイソール地方 女性像


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