

香木の話
香木って知っていますか? 心地よい香りのする木材のことを香木といいます。 写真は天然香木 伽羅 沈香14g なんか河原で見かける流木のようですが違います! お線香の香りで沈香や白檀ってありますよね。 香木の粉末や香料を練りこんで作ったものがお線香ということになっています。 文献では推古天皇の時595年に淡路島に伝わったと記録があるとのこと この時を持って香木伝来としているようです。 この香木、東大寺正倉院に収蔵されている 「蘭奢待」が天下第一の名香と言われてます。 この蘭奢待の名前は雅号であり「東・大・寺」の文字が隠されています。 時の権力者によって非常に重宝されました。 これまで足利義満、足利義教、足利義政、 土岐頼武、織田信長、明治天皇らが切り取ったとの記録があるそうですが 物理的に調査すると実際はもっと切り取ってるそうです。 江戸時代どうした、江戸時代(笑) 徳川15代、切り取ってないのかなあ。。。 誰かこっそり、切りとったんでしょうかね(苦笑)
切り取ったらダメだと言われたり 権力者の象徴のように保管されたら 長い歴史の中でこっそり


知ってた?!11月15日は「着物の日」
私うっかりしまして。 もう過ぎちゃいましたけど。 11月15日は「着物の日」って知ってました? 今年のPR親善大使は倉木麻衣さんでした。 着物文化の継承と普及を提唱するという主旨のもとに 昭和41年に制定されたとのこと。 ことの経緯が興味深いです。 昭和39年の東京オリンピック時 東京を訪れた世界各国の人々から 「日本の民族衣裳は"きもの"だと思っていたが、 きもの姿をほとんど見かけないのは何故か」 とのご意見が多くあったそうです。 海外の方に質問されて、っていうところ 当時の戦後復興真っ只中の日本を想像するに 無理もないことなのかもしれませんね。 さて。
2020年の東京オリンピックも近いです。 海外の来日される方、昭和39年よりもっと多くなりますよね、きっと。 昭和39年よりお着物姿の方、増えたかな? 私個人の印象では増えたような気がしてますが 実際はどうでしょうか。 海外の方に同じ印象や同じ質問されたりするんでしょうか? 人気アニメやマンガの印象、インターネットの普及で お着物の印象、イメージは海外に 昭和39年とは比べ物にならないほど


煙の道具
ここ最近。 めっきり電子タバコに切り替える方 増えてますね。 いろんなデザインの器具がありますね。 喫煙器具を使うってことでは 途絶え始めた昭和中期以降 喫煙器具として退化して進化した?!ことになるのでしょうかw ここでご紹介するのは古来の同じ喫煙器具 煙管(きせる)です。 近年和装ブームの盛り上がりで、微量に愛好者増えてるそうです。 パーツごとに紹介しますと 雁首...刻み煙草を詰める火皿(椀形の部分)に首のついた部分 吸い口...口にくわえる部分 羅宇(らう/らお)...それらをつなぐ管 「雁首を揃える」の語源ですね。 (良い意味では使われません/無能な者が寄せ集まるという様な意味) これは、煙草屋の店主がこの「雁首」部分を 粗雑に扱って並べていたから、だそうです。 羅宇は諸説あるようですが、どうやらポルトガル語説が有力なようです。 鉄砲やキリスト教などと伝来した文化なんですね。 明治時代は廃刀令があり、羅宇の部分を金属製にしたりして 士族の護身具になったりしたそうです。 時代劇などの小道具としても馴染み深いですね。 粋な女将さんが煙草盆に「


根付はフィギュア?!ストラップ?
江戸末期に爆発的に芸術的装飾を施し流行した 男着物の装飾文化に「根付」があります。 やっぱり平和な時代にこういう文化は勃興するんですね。 煙草入れや小物入れの端につけて帯の上に通して留め具として 使用しました。 象牙や木製が材料として使用され 国内外に人気の骨董品、コレクターアイテムとして現代に至っています。 ユーモラスな造形と繊細な彫刻は美術品としても価値が高いです。 こちらの写真はからくり根付 面白いですよねw 現代的にアニメや特撮のキャラのフィギュアが人気ですが 繋がってる変化した文化のような気がします。 そうそう、携帯ストラップの文化にも通ずるとも言われています。