市松人形の話
今日は市松人形の話です。
怪談・ホラー話には
まだまだ早いかもしれないですね。
市松人形は着せ替え人形の元祖、のような存在
西日本では「いちまさん」の愛称で呼ばれて親しまれています。
着せ替え人形という女児の遊び玩具の他に
裁縫の練習用としても使用されたとのことです。
マネキンとして、ということですね。
名前の「市松」の由来には
現在、3つの説があります。
1つ目は歌舞伎役者「佐野川市松」からとられたというもの
2つ目は子供の名前に「市松」多かったからというもの
3つ目は市松模様の着物を着せて売られていたからというもの
どれが本当なんでしょうかねえ。。。
私は個人的には2番が近いんじゃないかと思っています。
最初に創った人、もしくは販売した人が
「これ近所の市松に似てるから、市松と呼ぼう」
という感じでしょうか?当時は伝聞のみですから。
真実は誰にもわかりません。
歴史は本当に面白いですね。
さて市松人形は怖い話のシンボルの様になっていますね。
怪談番組や怪談雑誌の扉を飾るトップ5と言っても過言ではないです。
髪の毛が伸びた、とか捨てても捨てても戻ってくる、とか...
想像しただけでも本当に怖いですね。。。
ネットで調べていて面白い記述を見つけました。
人形は人に似せれば似せるほど
見た目が、より人間に近づけば、近づくほど
見た人は「不気味」という負の感情を感じてしまうようです。
正確に言えば
人形が人間に似ていくと人は「好感」を持つようになるが
あるポイントを超えて「似すぎる」と嫌悪感を抱くようになるとのこと
そしてさらに「似ている」度合いが進化して
人間に近づくと再び好感を抱くようになるという感情の起伏
それを「不気味の谷現象」というみたいです。
ロボット工学者の森政弘・東京工業大学名誉教授が1970年に提唱しました。
ハリウッド映画なら「ブレードランナー」「I robot」などなど
最近では「West World」なんかが頭に思い浮かびますね。
映画好きや海外ドラマ好きな人は是非ご鑑賞を。
機械や人形は物理的、現実的には
「モノ」であるわけですが
髪の毛が伸びた、とか動いて見える、とか
まるで魂が宿ったかのように感じるのは
人間の「不気味」とか「不安」などの
負の感情・ストレスが
そう「観させる」のかもしれませんね。
幽霊などもそうかもしれないですね。
人の心が産み出すホラー・ファンタジー
本当に不思議です。