漆の話

今日は漆の話です。

※写真は、木の葉 銘々皿 五枚 漆塗 在銘 共箱

漆(うるし)とは

ウルシ科の漆の木(ウルシノキ)や

ブラックツリーから採取した「樹液」を加工した

ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料のことです。

木の葉 銘々皿 五枚 漆塗 在銘 共箱

本当に古来から日本人は

「植物と共に文化を創造してきたんだな」

と、つくづく思います。

な、なんと!!

古くは縄文時代から、というから

本当に驚きですよね。

土器の接着や装飾などに使用されていただけでなく

既に木製品や櫛(くし)などの装身具に

使われていました。

なんか縄文時代、縄文人、というと

原始人なイメージしかない方も多いと思いますが

この漆の件でイメージ少し変わりました。 縄文時代、かなり平和的で

文化的なイメージも湧いてきました。

漆は縄文時代から、ですから

約1万5千年前から現代まで

日本人の生活の中で継いできた伝統的技術です。

先週ご紹介した映画「よあけの焚き火」でも

「金継ぎ」の伝統技法が印象的に紹介されていました。

割れて壊れてしまった陶器を漆で接着して

金粉で仕上げ処理することで

「割れる前より良くなる」という修繕方法です。

一度壊れた方が良くなるって凄くないですか?!

現在国産の漆は全体の約2%だそうで。。。

ほとんど中国からの輸入ということです。

また、現代の漆業界の問題として

後継者、引き継ぎのための人材、担い手不足が

大きな課題のようです。

日本の伝統的産業はこの平成も終わる今

どこも、この「共通の大きな課題=担い手不足」を残しています。

担い手育成も非常に大事ですが

伝統工芸製品を「使う人」=需要が増えないことには

担い手不足も解消されないですね。

こういった背景の工芸品を

生活に根ざして愛でて使うこと

それが応援に繋がると信じて

コツコツと身の回りに増やしていきたいものですね。


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