南部鉄器の話
近年の日本の伝統工芸
とりわけ海外ヨーロッパにおける
「クール・ジャパン」(単語としては、もう古い感ですね...)
の中でも特に目立ったと個人的に思っていたのが
この南部鉄器、南部鉄瓶です。
「Nambu Ironware」で検索すれば
海外のサイトでいかに人気があるかがわかります。
南部鉄器と総称されてはいますが、
奥州市の南部鉄器と、盛岡市の南部鉄器の歴史は異なるとのことです。
奥州市の南部鉄器はなんと時代は平安後期の起こり。
盛岡の鋳物は、慶長年間(1596年-1615年)に
盛岡藩主南部氏が盛岡城を築城した頃とされています。
幕藩体制の庇護の元、発展してきましたが
明治維維新以降に後ろ盾を失くし
昭和期の敗戦、生活様式の変化など二度にわたる大きな衰退期を乗り越え
海外人気を得た現在に至っています。 海外では「芸術性の高さ」が人気のポイントの様です。
国内外でも海外他国や他の地域からの評価で
そばにありすぎて観えなくなってしまっている
失われそうな身近な品物やサービスが
見直されていけば嬉しいですね。