帯留は「手のひらの芸術品」
いよいよ今週末
今回は古美道がコレクションしてきた
帯留を多数出品販売します!
※写真は、正よし作彫金御所車花文アンティーク帯留
※本つげ鼈甲台座金魚彫刻の帯留です。金魚は夏にぴったりのアイテム!
ここで帯留について簡単におさらいしましょう!
帯留は着物の装飾具として
江戸時代後半 文化・文政年間に始まりました。
それほど、古くはないですね。
最初は男性が多く身につけていたという記録があります。
女性でもとりわけ、身につけるのは
お年を召した方が多かったとの記録もあります。
それが次第に女性に移行していき、現代に至ります。
流行したのは幕末〜明治期
主に芸者さんの間で大流行したようです。
明治維新を迎え、廃刀令があり
刀鍛冶職人が職を失い、帯留職人へと移り変わっていったようです。
刀が不要になったことから刀装具を帯留に加工して 芸者さんが馴染みのお客さんから契りの証として受け取って
帯留として用いたようです。
艶っぽいエピソードですね。
今では「手のひらの芸術品」とも言われ
ワシントン条約で輸出入が禁止された珊瑚を始め
希少な素材が使われているものもあり
お着物のいわば、ジュエリー的なポジションを担っているとも言えます。
今年の装い、帯留で普段の和装を
バージョンアップしてみませんか?