西洋と東洋 香り・匂いの考え方
現代の香り、匂いを振り返った場合
西洋にはパフューム、香水があり
お風呂の文化の違いもありますが
主に個人の香り、匂い消しで使われました。
部屋の空間の香りのための匂い袋
(ポプリやハーブをいれたもの)もありますけど
主に香りというとこちらの「個」の香り
パフューム、香水 イメージの方が強い気がします。
東洋、とりわけ日本には
「間」という考え方があります。
お茶の間 床の間など「間」のつく空間
間、には時間的な隙間、合間をいうこともありますね。
この香炉 「間」を香りで満たすためのもの
宗教的な意味合いもありますが
同じ香りや匂いのことでも
「個」と「公」の感覚が
西と東 ニュアンスが違うな、と
そんな違いを感じた古美道でした。