印傳という伝統技法
「印傳」(いんでん)という技法を
ご存知でしょうか?
鹿革を鞣した薄い布状の革に
漆で模様をつけたもの
奈良時代からあったとも言われる
非常に古くから伝わる伝統技法です。
正倉院の宝物にもこの印傳のものがあったということですから
本当に驚きます。
写真は印傳のボストンバッグです。
鹿革のマットな素地に
漆のツヤ感のある細かい模様が映えます。
奈良時代からの技法というと
非常に現代的に合わないのでは?と思いがちですが
むしろ今の時代最先端に思えます。
伝統的な技術で現代的な身の回り品を創る。
まさしく今、本当に大事なことだと思います。